母が逝ってから、まる7年。
今年は、私の中で大きな区切りの年となりました。 秋、娘を伴い京都を姉と歩き、そのまま大阪の姉の家へと。 10数年ぶりの大阪でした。 積もる話しにきりはなく、姉の部屋に布団を並べて敷いて貰い、横になってもまだ終わらない。 その姉の部屋の床の間に、落ち着いた仏壇があった。 中に母の位牌。 その傍らに、姉の押し花の作品や、お菓子がおかれていた。 仏壇の前には、姉の文机、そこに彼是と雑多に、本や箱が積まれている。 きっとこの部屋で、姉はこまごまと身のまわりのこと、趣味のこと、そして眠るのだ。 “おばあちゃん、帰ってきたんだね、ねえちゃんのところへ” 本当にそう思った。 ずっと、私の近くで暮らしてきてくれたけど、今、母はここ姉のところで、 「ヤレヤレお役目完了さ。」なんて様子で、ホッとした顔で仏壇に修まっているようでした。 なんだか、肩から力が抜けていくように感じました。 帰るべきところへ、帰っていった母。 今年の旅は、娘を甥っ子のところへ連れていきたい、みんなに会わせておきたいと、秋ごろと計画をたてていた。 それが突然、F1観戦ということになってしまい、上阪計画は、来年に延ばそうと言ったところ、 せっかくだから、無理してもこっちまで来たらどう?と、待ってくれてる甥に背中をおされて強行。 嬉しい姉や甥達との再会と、そして思いもかけなかった形での母との再会の旅となりました。 ありがとう、よかったね、どっしりと落ち着く場所におちついて。 それを、この目でしっかり見て全身で感じましたよ。 大阪から戻って、お仏壇のばあちゃん見て安心したねって姉ちゃんに言ったら、 笑って、こっくんと頷いていました。 もう夜半をまわって、今年最後の日になっちゃいました。 何かを書き残している・・・・、そう、このことだったのよ。 来年、よい年になりますよう~~!
by kkarakkaze
| 2006-12-31 01:32
| ひとりごと
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